201409.10
リノベーションとは、不動産資産価値の向上を目的として、既存の建築物に大幅な改修工事を行うことです。たとえば格安の競売マンションなどを購入し、リノベーションで新築マンション同様にすれば、工事費用を大きく上回る資産価値を手に入れることができます。
しかし、ここで大切になってくるのがリノベーション会社の選び方です。どのような基準でリノベーション会社を比較し、選定すればよいのかについてご説明しましょう。
良質なイノベーション会社とは「安いコストで理想通りのリノベーション工事をしてくれる会社」でしょう。しかし、安さを売りにする会社は工事が手抜きなのではないか、質の悪い建材を使っているのではないかといった心配があります。
では、正しいリノベーション会社の見分け方とはどのようなものでしょうか?それを知るためには、まずリノベーションを手がける会社の種類と違いを理解しておきましょう。
・リフォーム/リノベーション専門会社
リフォームやリノベーションを専門に行う工務店です。最新のリノベーション技術や流行、人気の高い工法などに詳しく、資材の一括購入などによってコストパフォーマンスの高いリノベーションを提供してくれます。
・一般工務店
地域密着型の小規模経営が多い一般工務店。地域密着型ということは、同一の地域で長年営業を続けなくてはならないということです。手抜き工事などが何年か後に発覚したら、会社の存続が危うくなります。このため、誠実で良心的な工事を売りにしている工務店が多いようです。
・設計事務所
斬新で独創的なリノベーションを望むなら、設計事務所にリノベーションの設計を依頼してもよいかもしれません。大胆な間取りの変更・空間の用途変更など、他の業者では思いつかないようなアイディアが期待できます。
一戸建て住宅、オフィスビル、マンション。ひとくちに「リノベーション」と言っても、建築物の構造によって、工事に必要なノウハウは大きく異なります。
たとえば、一般工務店は木造一戸建て住宅のリノベーションに強い会社が多く、リフォーム/リノベーション専門会社の場合は、会社によって「オフィスビルを居住用に用途転用するのが得意」「中古マンションを新築同様にするのが得意」など、もっとも強みを発揮できる分野があります。それぞれの会社の強みは、これまで手がけてきた物件の実績を見ればだいたい把握することができるでしょう。自分のニーズに合致する強みを持つ会社を選ぶことが大切です。
いろいろなリノベーション会社の強みがわかったら、候補を数社に絞り込み、見積りを依頼しましょう。
見積りを依頼するにあたって、リノベーション会社に
・総予算
・リノベーションしたい理由(何のためにリノベーションしたいのか)
・リノベーションで実現したい項目(最低限これだけはやって欲しい事の一覧)
・もしも可能なら加えたい希望(もしも予算内で可能なら○○が欲しい、など)
などの条件を伝えます。
リノベーション会社が見積書を提出したら、予算だけで比較するのではなく、見積書の詳細について詳しく話を聞きましょう。良心的な会社であれば、こちらの要求以上の提案をしてくれるはずです。
また、もしも予算内ですべての希望を叶えることが不可能なら、予算内に収めるための代案も提示してくれるでしょう。交渉のたびに予算額がふくらんでいくような会社は論外です。
こうした交渉が順調に進むとは限りませんが、交渉を重ねるうちに、「何とかお客様の希望を叶えたい」という強い誠意や提案力を持っている会社が自然に見えてきます。
そういう会社こそが、あなたにとって、もっとも選ぶべき価値があるリノベーション会社ではないでしょうか。
管轄裁判所と
事件番号を入力して下さい。
与えません。
なお、裁判例として、時効消滅した管理費等を売却基準価額に含めなかった原決定に対して執行抗告を...