201601.31
犬や猫などのペットを飼っている人にとって、愛犬や愛猫はペットというよりも「家族」ですよね。家族の一員として幸せに一緒に暮らしたいと考えるものでしょう。家族として一緒に暮らすためには、人間だけの目線でなく、犬や猫の目線での住みやすさも考えることが大切になってきます。
「ペットにとってどんな住まいが暮らしやすいか?」ということを基本に、愛するワンちゃんや猫ちゃんのためのリフォームをする人が増えています。
一昔前は、ペットと一緒に住むことができるマンションがあまりなく、愛犬家や愛猫家にとって物件探しは難しいものでした。しかし、現在では「ペットOK」という動物と家族が一緒に暮らせる物件が多くなってきています。
少し前の常識だと「共同住宅ではペットが飼えない」というものであったと思いますが、現在では物件選びも比較的難しくなく、ペットとの暮らしも実現しやすいでしょう。
私達人間が快適に暮らせるお部屋がペットにとっても快適かというとそうではありません。本来、住宅というものは人間にとって住みやすいようにできているものですよね。
しかし、私達人間とペットたちでは体の大きさや体重、性質も性格も全く違います。そういった面を理解して、ペットが「不快」「恐怖」と感じてしまうところを取り除いてあげて、快適にリフォームしてあげるのが、ペット好きな人がペットのためにできることではないでしょうか。
ペットを飼った時に最も気になるのがフローリングです。室内で飼われている犬や猫は部屋の中を自由に歩き、時には走り回ることでしょう。ペットたちの楽しい様子は飼い主としても心嬉しいものですよね。しかし、よく見てみましょう。愛犬や愛猫がフローリングでつるりと滑っていませんか?ちょっと滑った時でも、足や腰には相当な負担がかかっています。フローリングで滑ることで脱臼してしまうペットもいるのです。このような状況はペットたちにとっては、大変なストレスです。
そこでお勧めなのが、ペットが滑りにくい床材へのリフォーム。滑りにくいフローリングはもちろんですが、吸着タイルマットもお勧めです。大判なら45×60センチの大きさで、自分で購入して敷くこともできるでしょう。これなら、ペットが万が一オシッコをしても、その部分のカーペットだけを剥がして洗濯することも可能です。
また、リフォームのプロである業者はペットを意識したリフォームには力を入れていますので、それぞれの住宅やペットにあった床材の提案をしてくれるでしょう。ペット対応の床材もあります。
このようにワンちゃんや猫ちゃんの足に優しい床材にすることで、安心してペットが家の中で生活できるようになります。
ペットと一緒に暮らす時に気になることとして次にあげられるのが「壁」などへの引っ掻き傷ではないでしょうか。ペットが爪でついつい引っ掻いたりして壁紙が傷んでしまうこともあります。そういった場合には腰壁をつくって対応することもできます。
また、身長の小さいペットがコンセントの部分にいたずらして危険を伴わないように、移設をするリフォームもペットへの愛情が感じられますね。
私達人間は、部屋の中にあるものについて「どれが危険でどれが安全か」ということを知っています。しかし、ペットは知りません。また、危ない目にあっていても「怖かった」と飼い主に伝えることもできないのです。
ペットの立場にたって、ペットの不安を取り除き、安全に快適に暮らせるように私達人間がリフォームをしてあげるといいですね。
ペットと一緒に住むことができるマンションだからといって、その建物の居住者全員がペットを飼っているわけではありません。あくまでも「ペットと一緒に住んでもOKです」ということなのです。
つまり、ペットを飼っている人は、ペットを飼っていない人への配慮も考えなければならない現実があります。ペットOK物件が増えるに連れて、ペットトラブルも残念ながら多く増えています。
そこで多く言われているのが、音や臭いだとか。部屋の中の床材をペットの足音の防音性に対応した、タイルやクッションフロア、カーペットなどにすることで下の階の人への配慮にもなるでしょう。
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